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Fig.10 Friction loss in circular pipe

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Fig.11 Friction loss for air−lift pump using annular nozzle

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Fig.12 Friction loss of circular pipe in gas-lift pump

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Fig.13 Comparison with Martinelli's data for annular nozzle

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Fig.14 Comparison with Martinelli's data for annular nozzle

5. まとめ
新たに考案した電解発生気泡ポンプと従来のコンプレッサーを用いた気泡ポンプの揚水実験を行い、以下の緒言合を得た。
(1)人工海水とPEO添加した人工海水を電気分解した際に発生する気体の内、気泡ポンプに利用できる気体発生量QG(ml)は供給電流量K(c)に比例してQG=0.144Kで近似される。
(2)気泡ポンプ内の流れは本実験範囲では気泡流、スラグ流、フロス流と環状流となっており、基本的には垂直管内気液二相流に対するGriffith-Wallisによる流動様式線図で表される。
(3)PEO添加は人工海水の表面張力を約12%小さくするまた、PEO添加は気泡流領域では電解発生気泡ポンプの管摩擦損失を約30%低減させるが、スラグ流領域では表面張力低下による揚水駆動力の低下が管摩擦損失の低減以上に影響して揚水量を低下させる。
(4)気泡ポンプには揚水量の上ではスラグ流とフロス流の境界付近の気液二相流の利用が最も有効である。
文献
1)マンガン団塊採鉱システム研究所,
「マンガン団塊採鉱システムの研究開発」,(1990−1)。
2)尾山,「深海底からの鉱物資源とその開発」,(1982−12),15.
3)青木編,「海底からの鉱物資源」,(1990−10),東海大学出版会
4)轟 他二名,後論,38−12(1972−8),2085.
5)A.H.Stenning,and C.B.‘Martain,Trans.ASME,J.Eng.Power,90−2(1968−4),106.
6)熊谷,特許,1−75210(1989).
7)鈴木・熊谷,機構論、900−59, 476
8)赤川,気液二相流,(1974), 8, コロナ社.
9)電気化学協会、電気化学便覧第4版,(1985), 281, 丸善.
10)P.Grirfith, G.B.Wallis, Trans. ASME, Ser. C, 83, 3,(1961).

 

 

 

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